FX 両建てピラミッディングを検証してみた | MT5 EA

レンジ相場で無敵のナンピンも一度トレンドが発生すると死亡する。ならばトレンド相場で無双のピラミッディングを相場方向を予測しないために両建てしてトレード。全勝なるか?EA で検証してみた。

両建てピラミッディング、バックテストのチャート

ピラミッディングとは、トレンドに従い(ロットを減らしながら)ポジションを積み増していくこと。上昇相場なら買いポジを下降相場なら売りポジを積み増す。ロットを減らしながら積み増すことから名付けられた。

EA で検証

検証条件
基準価格の上下 100ポイント (10.0pips) に売りと買いの逆指値を置く。以後、100ポイント毎に逆指値のピラミッディングでポジション追加。利益が 100ポイント以上になったら成行で全決済。GBP/USD 固定ロット。2022年の一年間で検証。

検証結果

両建てピラミッディング、収支結果のグラフ

一応、右肩上がりのグラフ。後半のドローダウンは、両建てポジションが積み上がったから。

問題点

スワップ損
レンジ相場にハマると決済までに時間がかかり、スワップマイナスが積み上がることがある。
含み損
指標発表時によく見られる上下に振り回しながらボラが大きくなる相場で、両建てポジション数が膨らむ。
資金管理
必要資金、適正ロットの算出が困難
両建てポジションが膨らみそうな相場のチャート

両建てポジションが積み上がりそうな相場のイメージ。含み損が膨らむので、より大きなトレンドが必要になる。決済までに長い時間がかかる。

対策

スワップ損
スワップが付かない口座でトレードする。
含み損
短期・スキャル取引で、朝方のレンジ帯や指標発表時を避ける。
資金管理
全勝を狙わず、損失許容額から逆算する。

損切ありの検証

EA 組み立て中。。

まとめ

全勝を狙うこともできるが、必要ポジション数が不明なため適正ロットの算出が困難。

短期・スキャルで朝方や指標発表地を避ける。勝ちを積み上げる。