ポイントバー
ポイントバーとは、高さが指定のポイントで作られた柱状のオブジェクトです。ボラティリティが変化しチャート縮尺が大小するのに合わせ、バーの見た目の高さが変わります。ハイボラ相場か否か、一目で分かります。
ポイントバー スクリプトの作り方
手計算、面倒くさっ! 暗算とかムリ!! そんなアナタにスクリプト♪
MT4 のスクリプトとは、面倒くさいを手軽にするちょっとしたツール及びそれを実現するプログラムのことです。
Meta Editor を起動します。新規作成ウィザードからスクリプトを選択します。次へ。
- 変数名 points TYPE uchar 初期値 200
- 変数名 clr TYPE color 初期値 Green
points
は、正の整数です。よって int
でよいですが、少しでもメモリ負荷を減らすために uchar
を指定します。
コード解説
実質、2行♪ObjectCreate()
で長方形をつくります。ObjectSet()
で色を指定します。
input uchar points=200;
input color clr=clrGreen;
void OnStart()
{
if( !ObjectCreate(0,"PointsBar",OBJ_RECTANGLE,0,
Time[0],Open[10],Time[1],Open[10]-points*_Point))
Print("PointsBar: ",_LastError);
ObjectSet("PointsBar",OBJPROP_COLOR,clr);
}
ObjectCreate()
では、念の為 if文で囲み作成失敗時にターミナルのエキスパートタブでエラー表示されるようにします。引数は順に、
- 現在のチャートで
- 名称:"PointsBar"
- 長方形
- メインウィンドウに表示
- 最新足の時間
- 10本前の始値
- 1本前の時間
- 10本前の始値からポイント分引いた価格
ポイントバー スクリプトの使い方
MT4のツールバー ナビゲーター ボタンを押します。チャート左に表示されたナビゲーターサブウィンドウの スクリプト > PointsBar をチャートに ドラッグ&ドロップ します。
PointsBar のプロパティが表示されます。パラメーターの入力 タブ 変数 points 欄の値に目的の高さになるようポイントを入力します。初期値は 200。変数 clr は、PointsBar の色を指定します。初期値は Green。色の変更は、値をダブルクリックします。ドロップダウンメニューが表示されます。▼ をクリックします。表示されたカラーパレットからお好きな色をクリックして選択します。OK ボタンを押して確定します。
最新足の近辺に表示されます。
ダブルクリックで選択状態にし、中央付近を ドラッグ&ドロップ で適当な場所に移動可能です。この時、四隅をドラッグ&ドロップすると高さが変わってしまうので注意!
無料ダウンロード
ダウンロードした zipファイルをダブルクリックして展開します。MT4 のメニューバー ファイル > データフォルダを開く を選択します。MQL4 フォルダ > Scripts フォルダに PointsBar.ex4 をコピペします。
念の為、MT4 を再起動します。
ご利用は、自己責任で。当方は、いかなる責任も負いません。同意してダウンロード
手計算方式の作り方
‥、実はスクリプトなんか無くてもカンタンに作れます(汗)。
MT4 のメニューバー 挿入 > 図形 > 長方形 を選択します。チャート上を適当にドラッグします。長方形が表示されるのでダブルクリックして、選択します。右クリックし、プロパティを表示します。パラメータ タブの価格を目的の高さになるようポイント計算して入力します。この時、チャート上に表示されているキリ番を目安に使うとカンタンです。